角膜の厚みによってはレーシックを受けられないブログ:28 2 2014
わたくしがピアノを始めたきっかけは、
声楽をやっていたお母さんの
「子どもに音楽の勉強をさせたい」という思いからでした。
やはり音楽の道は厳しいもので、
幼い頃は友達となかなか遊ぶことができず、
寂しい思いもしました。
そのうちピアノの手を休めることができる
「食べる」時間が唯一の楽しみになっていったのです。
あの頃は「食べては弾いて」の繰り返し。
練習の辛さから、わざと食べる事を長引かせたりしたこともあります。
わたくしにとって食べることは
弾くこととは逆の「癒しの時間」だったんです。
そんなわたくしのために、
お母さんは時々、家の中でちょっと変わったイベントをしてくれました。
それは「おうちバイキング」と「ピクニックごはん」。
どちらも
ピアノの練習の辛さなど忘れ、夢中になれる、
わたくしにとって素敵なイベントでした。
おうちバイキングとは、その名の通り、
家のあらゆる部屋においしそうな料理と巻紙が置いてあり、
巻紙には次の部屋のヒントが書かれているというもの。
最後に玄関までたどり着くと、
手作りスイーツが置いてあって締めになります。
ピクニックごはんもまたワクワクするイベントです。
普段はインスタントラーメンやカップ焼きそばを
食べさせることをしないお母さんでしたが、
時々どんなジャンキーなものでも食べて良いという日をつくってくれたのです。
その日は普段の食卓ではなく、
ストーブ横のじゅうたんにインスタント食品を広げて、
お母さんもそこで一緒に食べるというものでした。
お母さんなりにわたくしに音楽以外でも楽しみを与えるために、
一生懸命工夫してくれて、自分も楽しんでいたのだと感じます。